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やりたいこと、やって欲しいこと、できること①

事業や仕事において、あなたの「やりたいこと」は何でしょう。

当然ながら「やりたいこと」が、毎日の仕事としての活動であれば、やりがいもあってモチベーションも高く、生産性も向上し、仕事や事業が楽しくなると思います。「やって欲しいこと」は、事業を営む立場から見ると「市場ニーズ」と捉えることもできます。

 

組織のメンバーである個人では、「やって欲しいこと」は組織内の役割や与えられた仕事です。当然ながら「やりたいこと」と「やって欲しいこと」が一致するケースは非常に少なくなります。

要因は2つあります。一つは、個人が仕事の中で「やりたいこと」を明確にできていないことです。二つ目は、個人のスキル、責任や権限などにより「できること」とのギャップが大きいことです。

 

「やりたいこと」は「何のためにやるのか?」の源泉です。組織の「やりたいこと」を明確にし、各階層(部門、個人)の役割と期待値と共に浸透を図っていく方針管理活動を疎かにすると、一人目のレンガ職人のような集団になってきてしまいます。

一方で、目の前の作業に忙殺され「やりたいこと」は何であるか、考える余裕もないという方も多いのではないでしょうか?考える時間を与える、一緒に考えるなど、それぞれの「やりたいこと」は何であるかを考え、汲み取り、フィードバックしていく、日常管理におけるリーダーの役割とスキルが重要になってきます。

 

 

次回は、「できること」とのギャップを考えていきます。