決めたルールは守らなければなりません。最初はしっかり守っていたルールも次第に「これくらいはいい」という考えも出てくるものです。いつの間にか「慣れ」や「慢心」によって、ルールを守る意識も薄くなってくるのです。しかしながら、管理者は強い意志を持って、ルール遵守を徹底しなければならないのです。部下から「どうしてここまでやらなければならないのか?」と聞かれたら、上司はルールを守る理由を答えられるでしょうか?
現場でルールに関する疑問が出てくるということは、ルールが形骸化している、ルール自体に問題がある、ルールの目的が理解されていない、などの可能性があります。これは、ルール作成時から比較すると、何等かの変化が生じていることを意味します。経営環境は、日々変化します。その環境変化は、現場のルールにも影響します。
ルールは、定期的な見直しが必要です。
そのためにも、現場のルールで困っていることはないか、ルールと実際のやり方に食い違いはないか、ルールが正しいのか現場のやり方が正しいのか、といった観点で現場の担当者と定期的にコミュニケーションをとることが重要です。業務を行っている担当者にルール作りにも参加してもらうことで、ルールを作成する目的や背景の理解も深まり、ルールを守ることへのモチベーションアップにも繋がります。
問題あるルールは改める、決めたルールは徹底する、日常管理の中で組織風土を醸成していくことが大切です。
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