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チームとは何か

チームとは何かを考えてみます。

集団とチームは違います。グループとも違います。

アメリカの経営学者であるスティーブン・P・ロビンス氏は、グループとの違いを4つの観点で定義しています。

一つ目は、集団目標です。チームでは、メンバーがチームの目標を自分たちの目標として主体的に意識し、目標達成意欲と執着を持っています。もちろん、グループでもグループ目標を持つことはありますが、メンバーは目標への執着はありません。

二つ目は、メンバー間のシナジーです。チームでは、お互いを尊重し、認め合い、助け合う集団で、メンバー間のシナジー効果でより大きな成果を生み出します。

三つ目は、主体性です。チームでは、チーム目標をメンバー全員で力を合わせて達成しようとするチームとしての主体性があり、チーム全体での責任意識があります。一方、グループでは、個人の行動責任を第一とし、グループで責任を持って行動するということになりません。

最後は、メンバーのスキルです。チームでは、チーム目標達成に必要なスキルで構成され、メンバーは目標達成のために自己研鑽を行います。

 

最初はグループであっても、共通目標を主体的に意識し、相互に尊重し、自己のスキルを磨き、責任感を高めていくことでチームになっていくと考えられます。大きな成果を生み出すためにも、チームビルディングが重要なんです。