一人が‘1’の力を発揮するなら5人のグループの力は‘5’ですが、チームになるとその力は‘6’にも‘7’にもなります。これはメンバー間でシナジー効果が発揮されるからです。組織をまとめるリーダーには、総和以上の力を発揮するチーム作りのマネジメント力が求められるようになってきました。
2019年ラグビーW杯で日本代表の「One Team」というキャッチフレーズが話題になりました。世界の強豪を相手に一人ひとりが何をすべきか理解し、相互に信頼し、まさに一丸となって大活躍をしました。
スポーツでは、「勝つ」という明確な目的・目標があります。チームの目的・目標も試合に勝つことです。これはチームメンバーにブレイクダウンしても、目的・目標にブレはありません。
企業の組織ではどうでしょうか。組織の目的・目標は何か?メンバーはその目的・目標を誰もが同じように理解しているか?実はメンバーの理解の実態を把握するのは非常に難しものです。メンバーは、それぞれ経験もスキルも違います。組織の目的・目標の解釈も十人十色と言っても過言ではありません。メンバー一人ひとりがどのように解釈し、どのようなイメージを持っているのか、メンバー全員が意見を出し合い一人ひとりが腹落ちするまで理解を深めることが重要になります。
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